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脳内汚染
単行本
岡田 尊司
文藝春秋
平均評価:評価:2.5



 かなり前に購入してはいたのだが、やっと読破。
 読むのに時間がかかった理由は、単に面白くなかったからだ。
 問題提起としてはよくわかった。でも、検証の方法とかどうなの?根拠は?無駄に不安を煽ってるだけじゃないの?
 ホントに因果関係があるかないかは、もちょっと研究が進まないとわからないんじゃなかろうか。
 ああ、どうでもいい感想しか書けません。

 ただ、一点非常に興味深い部分があった。
 本書36ページの「書き換えられる禁止プログラム」というところだ。

 例としてあげられた事件の要素は
 ・ケンタッキー州で14才の少年が起こした銃乱射事件。
 ・少年が売った8発の銃弾は、すべて標的の頭、上半身をとらえた。
 ・彼はこの時、生まれて初めて銃を撃った。
 ・普通は、反撃をうけるかもしれないという恐怖から、標的が倒れるまで連射する。本能的にそうするのだと、心理学者、軍事科学者のコメント。

 少年がどんなゲームをやっていたのかは書かれていないが、彼がゲームをすることで射撃の訓練になっていたと著者は考察しているようだ。
 でも、メンタルのトレーニングは積めても、フィジカルの方はどうなんだ?生まれて初めて撃った銃を、全彈、人間の上半身に命中させるというのは、どれだけの難行なんだろう。ちょっと想像もつかない。

 しかし、ゲームをしてこういったことが可能になるというは、すごいことじゃなかろうか。特に「本能的にそうするはずだ」と言われる行動を抑制するというのは。

 ホントにこんな効果があがるなら、純粋に技術習得の方法として、ゲームをブラッシュアップしていく方が良いと思うのだが。

 それはそれ、これはこれ。
 倫理的に不快感があるからといって、技術的な可能性をなんでもかんでも潰してしまうのはもったいない。
 もちろん、できることはなんでもやっていいというわけじゃないけども。
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